守り鉄〈もりてつ〉とはJRグループの電気屋の事
2021年からJRグループの電気設備を主に作業する作業員の事を「守り鉄」と呼びます。これらは、電車線、電灯・電力、送変電、信号・通信の作業員の事をさします。なんとなく親しみやすい名前だと思いませんか?
線路を護っているのは線路作業の人や、JR職員だけではないんです。有事の時は、鉄道を止めては行けない!という使命の基に現場に直行します。
今、私たちを取り巻く環境には自然が相手で起こってはいけない災害が頻発しています。台風の強風、大雨に土砂災害、そして予測のつかない地震災害です。このような時も、JR東海からの要請に従い復旧作業に飛んで行きます。
新幹線だけではなく、在来線いわゆる東海道本線、飯田線、愛知環状鉄道、私鉄では名鉄、同系列の豊橋鉄道にも復旧作業に携わります。
私たちの職業は復旧作業以外は夜が多いです。多くの人達は夜働く事を躊躇します。でもこういった私達が居なければ鉄道インフラの安全は保てません。新しい鉄道インフラ、勿論、リニア新幹線もそうです。まだまだ鉄道インフラは進みます。本州新幹線、四国新幹線、九州東新幹線、北海道新幹線など、これからの新しい都市、新名所を安全に早く繋いでくれます。それを造って、護っていくのが我々の仕事なのです。
「我々がいなければ、鉄道は動きません」
他の世界の人に日本の大動脈を造る事を任せて良いんですか!建築、電気、世界のトップである日本人がやらなければ!どんなに人間の頭脳とコンピュータで図面を描いても所詮我々のような職人が物を組み立てたり、造ったりするわけです。
JRマガジン新幹線EX202264に連載
2022年、愛金建設は80週年を迎えました。高度な工事知識や施工能力を備えた技術集団が出来上がりました。先輩たちの失敗や成功の糧を力にした若者が世間の眼に触れる事が出来ました。線路端の仕事では裏の立役者ですが、鉄道というインフラの安全を護っています。
JR東海に信頼を受けているからこそ、JRグループの仕事を全国展開する事が出来る中小企業!そして、躍進はリニアにも及びます。
安全作業に徹する事でJR東海、JR各社とそのお客さんに恩返しする事だと思っています。安全安定輸送を支える事で仕事を頂いているという意識を常に持っています。ですから私たちがJR各社から貰った仕事でミスしたり、事故になったらダメなんです。